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身近な場所から遠ざかる自然や貴重な昆虫たち。 大人にも子供にも人気のあるクワガタやカブト。 昔は大きなクワガタが捕れましたが 令和現在では小さなクワガタばかりです。 豊かだった自然環境が少しずつ減少しているためです。 温暖化や環境変化(破壊)により 昆虫たちは生態を変化させています。 温暖化は虫が小型化します。大型でカッコいいクワガタやカブトを見つけるのは難しくなっています。昔は遊びの中で簡単に触れ合うことができた大型クワガタ。令和現在では経験と技術が無いと見つけることはできません。大人の真剣勝負の領域になってしまいました。それなりの危険も伴います。 虫は自然界に生息する小動物の生命を支えています。 虫の集まる場所には多くの小動物も集まります。クワガタが発生したら人も集まります。自然の中で学ぶことは多いと思います。生き物の集まる場所には一定の条件があることが見えてきました。部屋の中に閉じこもるのではなく、広い空間で自然に触れ合うことで新しい閃きがあるかもしれません。 黒いダイヤ(オオクワガタ)への道のりは近いようで遠いようです。自然や生態を知ることで一歩ずつ近付いています。プロ級を目指して今日も山に入ります。 また、温暖化に対応できる、これからのみかん栽培について書いていきます。 自然をヒントに技術を磨きます! 人間スタイルではなく、自然スタイルを考えていきます。

“切り上げ剪定”「ホルモン強化」「収量と品質」「アクセルとブレーキ」

みかん剪定【切り上げ】
(R3.3.28 早生みかん)

早生みかん
切り上げ剪定です。

ホルモン強化で
耐候性強化に期待できます!

夏場の高温・乾燥に
耐えられる樹にします。

全てのホルモンを揃えます。

Yの字の法則で
弱った枝を切って10年。

ホルモンバランスが落ち着いてきました。

アクセルとブレーキを
適切にコントロールできたら

高品質みかんも可能です。

みかん調査
(R2.11.23 早生みかん剥皮調査)

収量と品質

★収量を確保するためには

窒素を加えます。
(年間20㎏程度)

〇肥大が促進されます。

〇アルベドが強くなります。

〇腰高になります。

〇食味は落ちますが
 収量の確保はできます。

★高品質みかんのためには

窒素を控えます。
(年間8㎏程度)

〇小玉になります。

〇アルベドは少なくなり 
 消費者受けはいいと考えます。

〇扁平になります。

〇収量は減りますが
 高品質みかんに期待できます。

みかん調査


ホルモン強化

適度なアクセルと
ブレーキでバランスをとります。

☆アクセルホルモン

〇ジベレリン(窒素で強化)
〇サイトカイニン
〇オーキシン

☆ブレーキホルモン

〇エチレン
〇アブシジン酸
〇ジャスモン酸

窒素を加えるほど

高品質みかんが
難しくなります。

窒素を控えた方が

ホルモンコントロールが容易で

高品質みかんに期待できます。

収量と品質の両立ではなく

園地ごと

収量の確保か
高品質確保なのか

どちらかに
的を絞るべきですね。


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