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身近な場所から遠ざかる自然や貴重な昆虫たち。 大人にも子供にも人気のあるクワガタやカブト。 昔は大きなクワガタが捕れましたが 令和現在では小さなクワガタばかりです。 豊かだった自然環境が少しずつ減少しているためです。 温暖化や環境変化(破壊)により 昆虫たちは生態を変化させています。 温暖化は虫が小型化します。大型でカッコいいクワガタやカブトを見つけるのは難しくなっています。昔は遊びの中で簡単に触れ合うことができた大型クワガタ。令和現在では経験と技術が無いと見つけることはできません。大人の真剣勝負の領域になってしまいました。それなりの危険も伴います。 虫は自然界に生息する小動物の生命を支えています。 虫の集まる場所には多くの小動物も集まります。クワガタが発生したら人も集まります。自然の中で学ぶことは多いと思います。生き物の集まる場所には一定の条件があることが見えてきました。部屋の中に閉じこもるのではなく、広い空間で自然に触れ合うことで新しい閃きがあるかもしれません。 黒いダイヤ(オオクワガタ)への道のりは近いようで遠いようです。自然や生態を知ることで一歩ずつ近付いています。プロ級を目指して今日も山に入ります。 また、温暖化に対応できる、これからのみかん栽培について書いていきます。 自然をヒントに技術を磨きます! 人間スタイルではなく、自然スタイルを考えていきます。

【植物ホルモン】切り上げ剪定“立枝の重要性”地上部と地下部のバランスを考える

植物ホルモン
(R6.3.13 切り上げ剪定 植物ホルモン)

みかん管理
早生みかんです。

水田転換園
縦の成長が強まっていました。


栄養成長に
傾き過ぎたのです。

毎年の管理の中で
知らず知らずのうちに


ジベレリンを大きく
活性化させてしまったのです。

切上げ剪定をかけて
徐々に樹を落ち着かせていきましょう。

ホルモンバランスを
整えていきましょうと提案しました。

立枝はカッコ悪い
立枝は邪魔な枝だ
立枝は日光を遮る などなど

邪魔者扱いされてしまうことがある立枝ですが


立枝は重要な役割を担っています!


植物ホルモンを動かす
水の捌け口
蒸散能力維持
頂芽優勢

成長の維持・強化
浮皮軽減(体質強化・貯蔵性向上)


見方によっては
立枝が邪魔者扱い
されても仕方ないかもしれません。

でも、樹の持つ本来の力を引き出し

理想のみかんに
近付けると考えます。

肥料や農薬ばかりに頼ると

生産コストは上がる一方です。

植物ホルモンに
頼った方が効率良く

樹勢維持・強化
果実品質の向上に
繋げられると考えます。

今後は数年かけて

地上部と地下部の
バランスを整えていくよう

お伝えしました。

肥料が良いとか悪いとか
多いとか少ないとか丁度いいとか

考えたこともなかったそうです。

気が付くと肥料を
撒いてしまっているのです。

沢山撒くと安心して
少ないと不安になってしまうのです。


お金を撒かないと
落ち着かないと言われました。


切り口癒合
(切り上げ剪定 切り口癒合)

切り上げ剪定(切り返し剪定)

立枝を残して切るので
ホルモン活性に期待できます。

全てのホルモンが
整いやすいということです。


栄養成長と生殖成長の
バランスを取りやすいということです。

植物ホルモンは常に動いています。

見る努力も必要だと思います。

一番、分かりやすいのは切り口の癒合です。

上手に剪定できると癒合が早まり

良くない剪定をすると
癒合が遅れてしまいます。


地上部と地下部の
ホルモンが結合することで

切り口の癒合が促進されます。

切り口が癒合しないと樹が枯れるのですか?

直ぐには枯れません。

全ての
ホルモンが
良く動いている方が

樹は長持ちします。

切り上げ剪定に切り替えたことで

みかんの
収穫量、品質共に

良くなった園地を
いくつか見てきました。

肥料、液肥、農薬も大切ですが

植物ホルモンを意識したほうが

早く良い結果が
得られると考えます。

少し
ホルモンを
変えるだけで

大きな効果を得られるのです。

お金を沢山撒かなくても良くなります。

植物ホルモンの力は絶大ですから。

切り口癒合
(切り上げ剪定 切り口癒合)



切り口癒合しない
(間引き剪定 切り下げ剪定 癒合しない=根はダメージ)


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