【植物ホルモン】地上部と地下部アンバランス“徒長枝”ジベレリン活性
【令和の教科書 Yoshida Style】
これからの“みかん技術”
みかん剪定(切り上げ)
植物ホルモン
~ 2024年03月31日
(R6.3.15 みかん徒長枝)
みかん管理
青島みかんです。
切り上げ剪定
2年目になりますが
まだまだ
ホルモン安定まで
時間がかかりそうです。
地上部と地下部のアンバランスにより
徒長枝が出やすくなります。
窒素過多になった場合は
徒長枝が加速します。
沢山の徒長枝です!
多くの樹で枝が
縦に走っていました。
ジベレリン活性により
縦の成長に走ったのです。
この症状を煽っているのは多すぎる窒素です。
まだ若木ですので
ムリしてみかんを成らせないよう
毎年適正着果に
努める必要もあります。
一昨年、みかんを
大量に成らせてしまった
と反省していました。
窒素過多は根っ子の成長を阻害すること
窒素でジベレリンが強まると
細胞が緩んで
縦肥大しやすくなります。
水も大量に吸収できるようになります。
(徒長枝)
貸していたみかん園を返してもらった。
管理が間に合わずに
摘果も十分できなかった。
剪定もあまりできていなかった。
肥料だけはしっかり撒いたようです。
園主さんも驚いていましたが
初めて沢山の
徒長枝が出たようです。
分岐部を整理
徒長枝の本数を減らしていきます。
裾枝を切り上げました。
もう少し枝の本数整理をしたら
今年の剪定は
これで終わりです。
地上部と地下部の
アンバランスは
簡単に元には戻りません。
根っ子の調子が良くないです。
完熟堆肥、有機物、腐植資材など
できることを
コツコツ続けてください
とお願いしました。