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身近な場所から遠ざかる自然や貴重な昆虫たち。 大人にも子供にも人気のあるクワガタやカブト。 昔は大きなクワガタが捕れましたが 令和現在では小さなクワガタばかりです。 豊かだった自然環境が少しずつ減少しているためです。 温暖化や環境変化(破壊)により 昆虫たちは生態を変化させています。 温暖化は虫が小型化します。大型でカッコいいクワガタやカブトを見つけるのは難しくなっています。昔は遊びの中で簡単に触れ合うことができた大型クワガタ。令和現在では経験と技術が無いと見つけることはできません。大人の真剣勝負の領域になってしまいました。それなりの危険も伴います。 虫は自然界に生息する小動物の生命を支えています。 虫の集まる場所には多くの小動物も集まります。クワガタが発生したら人も集まります。自然の中で学ぶことは多いと思います。生き物の集まる場所には一定の条件があることが見えてきました。部屋の中に閉じこもるのではなく、広い空間で自然に触れ合うことで新しい閃きがあるかもしれません。 黒いダイヤ(オオクワガタ)への道のりは近いようで遠いようです。自然や生態を知ることで一歩ずつ近付いています。プロ級を目指して今日も山に入ります。 また、温暖化に対応できる、これからのみかん栽培について書いていきます。 自然をヒントに技術を磨きます! 人間スタイルではなく、自然スタイルを考えていきます。

【みかんの害虫】ゴマダラにやられてしまいました。原因はストレス?

カミキリムシ

このカミキリムシは

みかんの樹にとって
大変な害虫です。


写真:メス成虫です。
触覚の長さが短くなっています。


ゴマダラカミキリ

ゴマダラカミキリです。
(ゴマダレではありません)

成虫は長い触覚と
強いアゴを持っています。


☆髪切り
 髪の毛を切るくらい鋭い
☆天牛(てんぎゅう)
 触覚が長く、水牛の角に見立てている。


ゴマダラカミキリ幼虫食害
カミキリムシ


カミキリムシの幼虫
食害痕がたくさん出来上がっていました。
ゴマダラカミキリ多発の水田転換園

カミキリムシ

カミキリムシ好み

☆水分の豊富な場所
☆調子の悪い樹
☆樹勢の弱い樹


植物は防御機能があります。
その力を弱める要因として、
暴飲・暴食だと考えます。


暴飲・暴食の原因は

過度のストレスです。

樹勢低下もストレスを
受けやすい状態と考えます。


ストレスを考えてみましょう。

N過多ストレス:多すぎ
水分ストレス:無さすぎ、ありすぎ
高温ストレス:暑すぎ
養分ストレス:無さすぎ
着果ストレス:着果量多すぎ


適度な
ストレス管理が大切になります。


窒素(N)過多が原因だと考えます。

水の抜けが悪い園地でした。

水抜けの悪い園地では
窒素(N)は控えた方が良さそうです。





樹勢が弱く窒素(N)は
アンモニア態の状態で溜まっていました。

昆虫はアンモニア態に
反応すると考えられます。





光合成順調

硝酸態窒素⇒アンモニア態窒素⇒アミノ酸

スムーズにアミノ酸にまで分解されるわけです。

人間のアルコール分解と似ていますね!


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    この記事へのコメント :
    みつさん こんばんは☆

    はじめましてシュリンプさくらと
    申します。
    カミキリ虫は、みかん同様バラにも
    枯らしてしまう害虫で毎日観察して
    まわります。嫁いだ家はかつてみかん
    農家でした。今もみかん畑はある
    のですが、時々義理母が手入れを
    してくれ うちで食べ量だけ育てて
    います。母が元気なうちに、みかん
    の事を教えてもらい覚えたいと
    思っています。
    古い木が多く、カミキリ虫の被害も
    見られてて、みつさんのブログは
    興味深く勉強になります(^-^)ありが
    とうございます。
    Posted by シュリンプさくらシュリンプさくら at 2018年10月10日 01:23
    カミキリムシには、にっくき思い出があります。
    幹の中に卵を植え付けられ、殺虫剤を注ぎ込んだり、成虫を見つけては退治したのですが、成虫は逃げ足が速く(捕まえようとすると自ら落ち、どこかに行ってしまい)、捕まえるのに苦労した覚えがあります。
    二本あったイチジクは、枯れてしまいました。
    ミカンにも害を及ぼすとのこと、八朔・夏みかんがありますので、よく観察してイチジクの二の舞にならないよう気を付けます。
    ありがとうございます。
    Posted by バンデンバンデン at 2018年10月10日 15:13
    こんにちは。
    コメントありがとうございます。
    カミキリムシは薬剤でも効果はありますが、薬剤が高いこともあるので困ってる農家さんもいます。

    実際、カミキリムシがこないみかんの樹もありますので、違いは何か勉強しています。
    Posted by 光(みつ)光(みつ) at 2018年10月10日 15:21
    こんにちは、バンデンさん。
    コメントありがとうございます。
    ゴマダラカミキリは幼虫の時に、乾燥や直射日光から逃げられる場所を好みます。
    園地の状態で発生が変わってきますので、日々観察をお願いします。
    Posted by 光(みつ)光(みつ) at 2018年10月10日 15:25
    みつさんこんばんわ。はじめまして^^;

    ゴマダラカミキリ・・・・実家はミカン農家だったので、
    親たちも手を焼いていたと思います。
    子供の頃、昆虫好きの自分の目の前でカミキリを踏み潰す親に
    愕然としました。
    針金でカミキリの幼虫を捕らされたりもしました^^;

    シロート的な考えとしては、楠などのおが屑など、匂いの強い植物や木くず
    を幹の周りに盛ったりすれば、カミキリもミカンと思わず
    産卵しないのでは・・・?と思ったりします。

    まあ、業界の方々は既に実験済みなのかもしれませんが・・・・^^;
    Posted by ナゴンナゴン at 2018年10月27日 21:11
    こんばんは。初めまして。
    カミキリムシは苦労しています。
    対策ありがとうございます。
    いろいろ試してみたいとおもいます。

    農薬ばかりに頼っていてもダメですからね。
    Posted by 光(みつ)光(みつ) at 2018年10月27日 23:49
    こんばんは。初めまして。
    カミキリムシは苦労しています。
    対策ありがとうございます。
    いろいろ試してみたいとおもいます。

    農薬ばかりに頼っていてもダメですからね。
    Posted by 光(みつ)光(みつ) at 2018年10月27日 23:50
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