【切り上げ剪定】根が無い状態“徒長枝の原因”発根促進は窒素切る!??
【令和の教科書 Yoshida Style】
これからの“みかん技術”
みかん剪定(切り上げ)
植物ホルモン
有葉花(果)と直花(果)
~ 2023年04月19日

(R5.3.16 青島 切り上げ剪定)
みかん管理
青島みかんです。
切り上げ剪定に
切り替えて5年目の青島です。
まだ徒長枝が見られます。
考え方によっては徒長枝を
切ってしまう場合もあるかもしれません。
徒長枝が出る原因があります!
この状態で
切っても徒長枝は
繰り返すばかりです。
徒長枝の原因は
窒素過多にあります。
窒素を適度に切って
根っ子の成長促進が必要です。
窒素過多の状態では
根っ子の成長を阻害します。
窒素が適度に少なくなると
発根が促進され
地上部の成長が止まります。
徒長枝が
それほど発生しなくなります。
徒長枝を出さないためには
根っ子の成長を促進させ
サイトカイニンを増やすことです。

(立枝あっても光入る)
根っ子(地下部)
上部の枝(地上部)
土壌環境や
植物ホルモンで
生育状況が変化します。
地下部の
成長を活性化させると
地上部の成長が弱まります。
根っ子で作られるサイトカイニンは
地上部へ移動します。
サイトカイニンは
エチレンを発生させます。
エチレンは
成長にブレーキをかけます。
植物はホルモンを動かして
様々な環境条件に適応しています。
ホルモンの力は
微量でも強力です。
日々の管理の中で
植物ホルモン優先の管理に
切り替えられたら
解決できる問題が多いでしょう。