農作物の害虫“キボシカミキリ”勢力変化
(R6.9.25 キボシカミキリ)
蒲郡市
河上柑橘園
放任園を整備しました。
雑木を伐採した
後からだと思いますが
キボシカミキリです!
農作物では害虫に当たります。
イチジクやみかんなどで侵入してきます。
日本3大昆虫は
甲虫目16000種
チョウ目6000種
カメムシ目2000種
です。
温暖化や環境変化により
近年は甲虫目の減少が顕著になっています。
沢山発生しても問題ない
コガネムシ科のカブトムシ、コガネムシ類(センチコガネ、ダイコクコガネ)
クワガタムシ科のクワガタ類
これらは生息環境の悪化により
30年前と比べると
随分減少しているでしょう。
甲虫目の中にカミキリムシがあります。
害虫に当たるカミキリムシ類は厄介ですが
カミキリムシ全体で
考えると数は減少していると考えます。
場所によっては
殆ど見られなくなったものもあります。
甲虫目が減っただけならいいのですが
環境適応能力の高い
カメムシ目が
勢力を拡大させています。
薬剤散布で
効果はあります。
一時的には密度を下げられますが
圧倒的な個体数で押し寄せて来ます。
今後は3大勢力の
バランスが変化していくでしょう。
(キボシカミキリ)
カミキリムシは
生木を食する害虫
朽ち木を食する
ただの虫に分けられます。
ただのカミキリムシは
案外脆いところがあり減少傾向です。
害虫に当たるカミキリムシは
なかなかしぶといようです。
ここで言う
キボシカミキリは
年間に2度の発生が普通にあるようです。
もう一種
ゴマダラカミキリもこれに準じます。
このゴマダラカミキリも
年間2度の発生が
考えられるようになりました。
9月や10月でも
ゴマダラを見ることがあるからです。
温暖化や厳しい環境に晒されると
未だに昆虫(害虫)は
進化しているのかもしれません。
特に害虫は殺虫剤攻撃を受けますからね。
農作物では殺虫剤は
仕方ない面もありますが
進化の手助けになってしまうかもしれませんね。