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身近な場所から遠ざかる自然や貴重な昆虫たち。 大人にも子供にも人気のあるクワガタやカブト。 昔は大きなクワガタが捕れましたが 令和現在では小さなクワガタばかりです。 豊かだった自然環境が少しずつ減少しているためです。 温暖化や環境変化(破壊)により 昆虫たちは生態を変化させています。 温暖化は虫が小型化します。大型でカッコいいクワガタやカブトを見つけるのは難しくなっています。昔は遊びの中で簡単に触れ合うことができた大型クワガタ。令和現在では経験と技術が無いと見つけることはできません。大人の真剣勝負の領域になってしまいました。それなりの危険も伴います。 虫は自然界に生息する小動物の生命を支えています。 虫の集まる場所には多くの小動物も集まります。クワガタが発生したら人も集まります。自然の中で学ぶことは多いと思います。生き物の集まる場所には一定の条件があることが見えてきました。部屋の中に閉じこもるのではなく、広い空間で自然に触れ合うことで新しい閃きがあるかもしれません。 黒いダイヤ(オオクワガタ)への道のりは近いようで遠いようです。自然や生態を知ることで一歩ずつ近付いています。プロ級を目指して今日も山に入ります。 また、温暖化に対応できる、これからのみかん栽培について書いていきます。 自然をヒントに技術を磨きます! 人間スタイルではなく、自然スタイルを考えていきます。

【切り上げ剪定】ホルモン重視“切り口の面積は大きく”立枝あると癒合進む

切り上げ剪定
(R6.2.9 切り上げ剪定)

みかん管理
青島みかんです。

ホルモン重視の
切り上げ剪定です。

短い鋸で進めます。

本来なら剪定バサミできれば

赤線のように
真っ直ぐ切ることができます。


切り口の面積は
大きく切るが正解です!


赤線のように切ると
ホルモンが結合しやすいのです。

主には樹皮を動くからです。

切り口の面積を
小さく切ると切りやすい反面

癒合が遅れます。

剪定バサミは
手首を傷める心配があるので

なるべく使わないようにしています。

太い枝の場合は大変です。

鋸切りは癒合が遅くなるので

切り口には癒合促進剤の
バッチレートなど塗布剤を塗ります。

鋸で小枝を切る場合は

面積を小さく
切る方が早く切れますので

普段はこの切り方をしています。

切り上げ剪定
(切り上げ剪定)

切り口が癒合することで
ホルモンの活性化が図れます。

ホルモンが
動くということは


樹勢、花芽、根も
いい状態が保たれます。

切り口の面積は大きく
立枝のギリギリで切り上げることで


立枝から供給されるオーキシン

根っ子から供給される

サイトカイニンが
結合しやすい状態が作られます。

癒合が早まります。

その状態で
癒合促進剤を塗れば
更に癒合が早まります。

また、間引き剪定
(切り下げ剪定)のように


立枝を切る剪定では

癒合が進みません。

何も塗らずに
そのままにすると
病気が入り込みやすいです。

癒合促進剤を塗ったとしても

完全癒合は難しくなります。

立枝を切る剪定は

一次的に樹勢が落ち着いて
良いみかんが成ることもありますが

長期的にはホルモンが弱まり

寿命を縮めたり

隔年結果を
酷くすることもあります。


一番見えやすいホルモンが

切り口の癒合です。

窒素が多すぎると癒合も遅れます。

ホルモンが
正常に動かなくなります。


とにかく
樹はデカく
果実も大きくして
収量だけを考えるなら

窒素を多く撒いてもいいでしょう。

収量ではなく
寿命や品質・体質
隔年結果などを考えるなら

植物ホルモンを優先した方が

効率的ですね。

切り上げ剪定


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