LINK TO TOP

身近な場所から遠ざかる自然や貴重な昆虫たち。 大人にも子供にも人気のあるクワガタやカブト。 昔は大きなクワガタが捕れましたが 令和現在では小さなクワガタばかりです。 豊かだった自然環境が少しずつ減少しているためです。 温暖化や環境変化(破壊)により 昆虫たちは生態を変化させています。 温暖化は虫が小型化します。大型でカッコいいクワガタやカブトを見つけるのは難しくなっています。昔は遊びの中で簡単に触れ合うことができた大型クワガタ。令和現在では経験と技術が無いと見つけることはできません。大人の真剣勝負の領域になってしまいました。それなりの危険も伴います。 虫は自然界に生息する小動物の生命を支えています。 虫の集まる場所には多くの小動物も集まります。クワガタが発生したら人も集まります。自然の中で学ぶことは多いと思います。生き物の集まる場所には一定の条件があることが見えてきました。部屋の中に閉じこもるのではなく、広い空間で自然に触れ合うことで新しい閃きがあるかもしれません。 黒いダイヤ(オオクワガタ)への道のりは近いようで遠いようです。自然や生態を知ることで一歩ずつ近付いています。プロ級を目指して今日も山に入ります。 また、温暖化に対応できる、これからのみかん栽培について書いていきます。 自然をヒントに技術を磨きます! 人間スタイルではなく、自然スタイルを考えていきます。

【ホルモン活性】遅れ気味“みかん発芽”3種ホルモン

みかん発芽
(R4.3.18 樹上部 立枝の発芽)

みかん管理

切り上げ剪定
早生みかんです。

気温の上昇とともに
植物や生き物が動き出します。


植物ホルモンの動きが
確認できるようになりました。


みかん発芽開始です!


年明け以降の
冷え込みの影響で


ここのみかん園では

発芽は例年より
1週間近く遅れています。

みかん発芽
(樹上部でのホルモン活性)

発芽に関与する
3種のホルモンには

〇ジベレリンと〇サイトカイニンと〇オーキシンがあります。

アクセルホルモンの
3種ということになります。

中でもオーキシンの濃度が重要で

オーキシンレベルが
濃い状態から薄い状態への動きが必要です。


オーキシンは

重力に従って
上部(樹上部・枝の先端)から

下部の方へ下がっていきます。

発芽が早い場所は
立枝の先端部になります。

斜め上向きの枝なら
まだ、ホルモンは動きやすいので


発芽が遅れることは
少ないかしれませんが

真横の枝では
ホルモンの動きが遅くなるので


発芽は遅れます。


みかん発芽
(みかん発芽 斜め上向き)

3つの自然の力
引力と重力と遠心力があります。


引力と重力の力を
得られやすいのは立枝です。

発芽を早める
発芽を揃えるための


重要な切り上げ剪定です。

立枝を活かす
植物ホルモンを活かす

切り上げ剪定です。

発芽が揃う=薬剤効果が得られやすくなります。

発芽が揃わない=病害虫の被害を受けやすくなります。

発芽や開花が揃わない=薬剤散布が上手くいかない。

薬剤が効かない場合
天候が悪かった、タイミングが遅れた

薬剤の散布の
量が足らなかった


薬剤の濃度が
薄かったかもしれないと

反省されることが多いかもしれませんが

剪定の切り方や切り量の方を
一度見直してみるべきだと考えます。





  • 同じカテゴリー(【令和の教科書 Yoshida Style】)の記事

    上の画像に書かれている文字を入力して下さい
     
    <ご注意>
    書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
    削除
    【ホルモン活性】遅れ気味“みかん発芽”3種ホルモン
      コメント(0)