自然に溶け込む“クロコノマ蝶”枯れ葉そのまま
(R3.11.17 16:30 クロコノマチョウ)
夕方の下山中
枯れ葉がヒラヒラ舞っていました。
地面擦れ擦れを
横へ横へ流れるように。
不審に思い
近づいてみると
枯れ葉そのまま
クロコノマチョウでした!
秋型のクロコノマチョウです。
黒木間蝶と書きます。
温暖化により
生息地が拡大しているようです。
令和3年は
発生報告が多いようです。
(樹に静止虫 クロコノマチョウ)
暗い場所を好むようです。
捕獲しようと近づくと
更に奥の暗い場所へ
誘い込まれてしまいます。
樹液にも集まるので
昆虫採集時に
見ているかもしれません。
自然に溶け込んで
見つけられないのでしょう。
(静止中のクロコノマ)
クロコノマチョウ=ジャノメチョウの一種
コノマチョウは異端で
脚の爪が2分する形態を持ちます。
静止時に翅が開かない変わり者です。
成虫で越冬します。
〈夏型〉
黒色で翅のギザギザが無い
〈秋型〉
茶褐色で翅のギザギザが有る
温暖化により
昆虫などの生態系に
著しい変化が見られます。
農作物などの害虫が
多発しないことを祈ります。
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