自然に溶け込む“クロコノマ蝶”枯れ葉そのまま

光(みつ)

2021年12月14日 17:00


(R3.11.17 16:30 クロコノマチョウ)

夕方の下山中
枯れ葉がヒラヒラ舞っていました。

地面擦れ擦れを
横へ横へ流れるように。


不審に思い
近づいてみると


枯れ葉そのまま
クロコノマチョウでした!


秋型のクロコノマチョウです。

黒木間蝶と書きます。

温暖化により
生息地が拡大しているようです。


令和3年は
発生報告が多いようです。



(樹に静止虫 クロコノマチョウ)

暗い場所を好むようです

捕獲しようと近づくと

更に奥の暗い場所へ
誘い込まれてしまいます。

樹液にも集まるので

昆虫採集時に
見ているかもしれません。


自然に溶け込んで
見つけられないのでしょう。



(静止中のクロコノマ)

クロコノマチョウ=ジャノメチョウの一種

コノマチョウは異端で
脚の爪が2分する形態を持ちます。


静止時に翅が開かない変わり者です。

成虫で越冬します。

〈夏型〉
黒色で翅のギザギザが無い


〈秋型〉
茶褐色で翅のギザギザが有る

温暖化により
昆虫などの生態系に
著しい変化が見られます。

農作物などの害虫が
多発しないことを祈ります。

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