“みかん管理”健全な葉と衰弱した葉っぱ。枝の切り方で変わる?

光(みつ)

2020年03月18日 17:00

みかん管理

健全な葉っぱは
真っすぐ上向きです。

葉が上を向くことで
光効率が上がります。

葉が互い違いに
重ならないようになっています。

効率の良い
光合成が可能になります。



切り上げ剪定を続けることで

植物ホルモンが安定し
葉が上を向くようになります。

切り上げ剪定では
弱い枝や下垂した枝を切ります。


立枝が横枝に
なるまで使うやり方です。



芽の長さが
長すぎず短すぎずの

丁度いい長さで止まり
良い結果母枝となってくれます。

オーキシンの働きによります。

ジベレリンが強いと
芽は長く伸びてしまいます。

そのようなときは
病害虫に侵されます。



波打つ葉っぱ
ヨレヨレで光合成が弱い葉っぱ

みかんの樹からの
調子が悪いというサインです。

剪定の切り方大丈夫でしょうか。

植物ホルモンは
しっかり動いているでしょうか。

調子が悪い時にでも
肥料を普通に施用してしまうと

病害虫に
侵されやすくなります。



人で調子が悪い場合
回復するまで断食する方法があります。

葉色が悪いから
樹勢を良くしようと

肥料を施用してしまうと

考えていることと
逆のことが起こります。

病人は小食ですよね。

弱った植物も同じ。

少量の施肥で十分です。






温州みかんは

高温・乾燥に
弱い性質を持ちます。



C3植物(柑橘類)

光合成が遅い植物。

暑さには弱い植物。

気温30℃以上では
光合成は弱まります。

光飽和点
20000~30000ルクス。

暑すぎるとお休み

光が当たりすぎても
光合成が加速するわけでもない。

家のみかん園は
南傾斜で光が良く当たる。

光合成もバッチリ!
ということはないです。

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