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身近な場所から遠ざかる自然や貴重な昆虫たち。 大人にも子供にも人気のあるクワガタやカブト。 昔は大きなクワガタが捕れましたが 令和現在では小さなクワガタばかりです。 豊かだった自然環境が少しずつ減少しているためです。 温暖化や環境変化(破壊)により 昆虫たちは生態を変化させています。 温暖化は虫が小型化します。大型でカッコいいクワガタやカブトを見つけるのは難しくなっています。昔は遊びの中で簡単に触れ合うことができた大型クワガタ。令和現在では経験と技術が無いと見つけることはできません。大人の真剣勝負の領域になってしまいました。それなりの危険も伴います。 虫は自然界に生息する小動物の生命を支えています。 虫の集まる場所には多くの小動物も集まります。クワガタが発生したら人も集まります。自然の中で学ぶことは多いと思います。生き物の集まる場所には一定の条件があることが見えてきました。部屋の中に閉じこもるのではなく、広い空間で自然に触れ合うことで新しい閃きがあるかもしれません。 黒いダイヤ(オオクワガタ)への道のりは近いようで遠いようです。自然や生態を知ることで一歩ずつ近付いています。プロ級を目指して今日も山に入ります。 また、温暖化に対応できる、これからのみかん栽培について書いていきます。 自然をヒントに技術を磨きます! 人間スタイルではなく、自然スタイルを考えていきます。

春N切る理由“充実の有葉花”咲き切らせる

みかん有葉花
(R5.5.9  有葉花)

みかん管理
早生みかんです。

枝の先端に
有葉花が着きました。


春N(窒素)切る理由は


大型の有葉花を出すためです!

花を充実させて
しっかり咲き切らせるためです。

上向きの有葉花では

花弁が大きいので
3日程度で簡単に落ちていきます。

灰色カビ病が軽減できます。

異常気象に強い有葉花です。

天候に振り回されない有葉花です。

大きく咲くので
ストレスかけて実を小さく作っても

2Sなどの小玉果が
大量にできるわけでもなく


Mサイズの
中玉で落ち着きます。

N(窒素)を切らなくても
有葉花は充実しやすいですが


完璧を目指しているので

人の撒くN(窒素)は切っています。

注意点は

摘果をしっかりやること
切り上げ剪定がしっかりできていること
アグリエースS32号などで微量要素を補うことです。


手抜きではなく

無理して肥料に頼ることなく
内容だけを充実させるための方法です。


収穫量よりも品質を高める考え方です。

そのためには

花を充実させることからです。
有葉花
(早生みかん 3cm超える)

Nが入ると生育を煽りやすいです。

充実する前に
花が咲いてしまう心配があります。

小さく咲く花は
天候に振り回されやすいので

何としても大きく
有葉花を咲かせたいのです。

新芽を真っ直ぐ短めで止めたい

花(有葉花、直花)は大きく充実させたい

そのためには
極力窒素を切ることだと考えます。


人が撒かなくても
Nは自然に入ってきます。

自然に任せて

充実した花を
着けるのが狙いです。

大きいこと
しっかり咲き切ること
香りが強いと尚、良いですね!



直花
(小さな花)

小さく咲く直花です。

ただでさえ
有葉花よりも小さいので


充実させることは難しくなります。

充実しないので
腰高が多くなるのも直花ですね。


その点、有葉花は扁平になります。

腰高=縦肥大(房数増えない)
扁平=横肥大(房数増える)


平均で房数が1個程度違います。

有葉花の方が
房数が多くなりやすいです。

直花でも房数が
多いものもありますが

確率的に低くなります。

充実した有葉花で

良いスタートを切りたいですね!


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