出て欲しくない“みかん徒長枝”ホルモンのアンバランス
【令和の教科書 Yoshida Style】
これからの“みかん技術”
みかん剪定(切り上げ)
植物ホルモン
有葉花(果)と直花(果)
~ 2024年03月12日
(青島 徒長枝)
みかん管理
青島みかんです。
三ケ日東部の園地巡回です。
令和6年度は
表年の様相でした。
あまり出ては欲しくない
徒長枝が散見されました!
原因はホルモンの
アンバランスですね。
地上部と地下部の
生育もアンバランスということです。
上部が大きく
縦に伸びています。
地下部は見えにくいですが
根っ子の成長は弱っています。
簡単に言うと
窒素過多が伺えます。
樹を大きくしたい
果実を沢山収穫したい
などとつい力が入ってしまうのが
窒素(肥料)などですね。
樹の状態を見て
撒いたのではないことが分かります。
素晴らしい徒長枝を
出したかったのであれば正解ですが。
(みかん徒長枝)
地上部には
アクセルホルモンが
集まりやすいです。
地下部には
ブレーキホルモンが
集まりやすいです。
アクセルを踏み過ぎた状態です。
窒素や水分が入ると
アクセルを踏み込みやすいです。
立枝をぶった切った
場合もアクセルを踏み込みます。
これらはジベレリン活性です。
平らなみかん園ほど管理が良すぎて
肥料散布機で
撒き過ぎてしまったのです。
農薬も肥料も高騰しています。
金持ちのアピールとも見て取れます。
長年撒き続けた結果
撒くことへの抵抗が
無くなってしまったのです。
そろそろ
目が覚める時かと思います。
みかんの価格が
そこまで上がっていません。
経費だけが上がっています。
少し視点を変えて
肥料や農薬ばかりに頼るのではなく
植物本来の力に頼りませんか?
植物ホルモンですね!
樹の中にあるものを動かすだけなので
特別お金がかかる訳でもありませんから。