【R5昆虫採集】夜の巡回“ミヤマカミキリ”害虫になる?
(R5.7.2 22:00 ミヤマカミキリ)
よるねこ山修行
夜の昆虫採集
大人の虫撮りです。
クワガタ巡回では時々見つかります。
コナラの樹液場でした。
日本三大カミキリ
ミヤマカミキリです!
樹皮を齧っていました。
光を当てても
逃げないので反応は鈍いでしょう。
発生数はそこまで
多いとも思いませんが
一晩で5頭くらい見る時があります。
軽く10頭を超えたら多発としています。
害虫なのかそうでないのか考えると
幼虫は生木を食べるので害虫に当たります。
(ミヤマカミキリ)
みかん園の害虫
ゴマダラと比較すると
そこまで問題は
無いとも考えています。
一生懸命探さないと見つかりません。
ミヤマカミキリは
自然界での個体数は多いとは感じません。
クワガタと同じような
探し方で見つかります。
クワガタが来ないような樹には
ミヤマカミキリも滅多に来ていません。
クワガタと条件が似ると考えます。
日当たりが良い場所
水の流れがある場所
湿った風がある場所
弱った樹
山中に新しく道路ができると
その道路沿い
人の手が少し加わった場所ですね。
(樹液場 コロギス)
ゴマダラカミキリは
早ければ10カ月で羽化
温暖化の現代
積算温度によっては2~3カ月程度で
羽化する場合も考えられます。
回転が速いカミキリです。
ミヤマカミキリは
幼虫期間が長くて
3年くらいかかるとされています。
ゴマダラのように
10カ月で羽化はあまり考えられません。
ゴマダラよりも
回転の遅いカミキリムシです。
また、
ミヤマカミキリは天敵がいます。
ハクビシンや鳥類です。
胴体だけが食われてしまった
ミヤマカミキリを見ることがあります。
ゴマダラカミキリは
天敵がいないと考えます。
胴体を食われたものを
あまり見たことがありません。
総合的に考えて
自然界の発生状況からは
ミヤマカミキリは少な目で一定数を保っている
大きく増加しているとは考えにくい。
それに対し
ゴマダラカミキリは
増加傾向にあると考えます。
簡単に見つかります。
現在のみかん園が
絶好の発生場所に
なっているとも考えます。
薬剤に当たるほど突然変異、
抵抗性を持つ個体が生まれそうです。
人が手を加えすぎると良くないのかも。