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身近な場所から遠ざかる自然や貴重な昆虫たち。 大人にも子供にも人気のあるクワガタやカブト。 昔は大きなクワガタが捕れましたが 令和現在では小さなクワガタばかりです。 豊かだった自然環境が少しずつ減少しているためです。 温暖化や環境変化(破壊)により 昆虫たちは生態を変化させています。 温暖化は虫が小型化します。大型でカッコいいクワガタやカブトを見つけるのは難しくなっています。昔は遊びの中で簡単に触れ合うことができた大型クワガタ。令和現在では経験と技術が無いと見つけることはできません。大人の真剣勝負の領域になってしまいました。それなりの危険も伴います。 虫は自然界に生息する小動物の生命を支えています。 虫の集まる場所には多くの小動物も集まります。クワガタが発生したら人も集まります。自然の中で学ぶことは多いと思います。生き物の集まる場所には一定の条件があることが見えてきました。部屋の中に閉じこもるのではなく、広い空間で自然に触れ合うことで新しい閃きがあるかもしれません。 黒いダイヤ(オオクワガタ)への道のりは近いようで遠いようです。自然や生態を知ることで一歩ずつ近付いています。プロ級を目指して今日も山に入ります。 また、温暖化に対応できる、これからのみかん栽培について書いていきます。 自然をヒントに技術を磨きます! 人間スタイルではなく、自然スタイルを考えていきます。

【R5昆虫採集】夜の巡回“ミヤマカミキリ”害虫になる?

ミヤマカミキリ
(R5.7.2 22:00 ミヤマカミキリ)

よるねこ山修行

夜の昆虫採集
大人の虫撮りです。


クワガタ巡回では時々見つかります。

コナラの樹液場でした。

日本三大カミキリ


ミヤマカミキリです!

樹皮を齧っていました。

光を当てても
逃げないので反応は鈍いでしょう。


発生数はそこまで
多いとも思いませんが

一晩で5頭くらい見る時があります。

軽く10頭を超えたら多発としています。

害虫なのかそうでないのか考えると

幼虫は生木を食べるので害虫に当たります。
ミヤマカミキリ
(ミヤマカミキリ)

みかん園の害虫
ゴマダラと比較すると


そこまで問題は
無いとも考えています。

一生懸命探さないと見つかりません。

ミヤマカミキリは
自然界での個体数は多いとは感じません。

クワガタと同じような
探し方で見つかります。


クワガタが来ないような樹には
ミヤマカミキリも滅多に来ていません。

クワガタと条件が似ると考えます。

日当たりが良い場所
水の流れがある場所
湿った風がある場所
弱った樹

山中に新しく道路ができると

その道路沿い

人の手が少し加わった場所ですね。


コロギス
(樹液場 コロギス)

ゴマダラカミキリは
早ければ10カ月で羽化

温暖化の現代
積算温度によっては2~3カ月程度で


羽化する場合も考えられます。

回転が速いカミキリです。

ミヤマカミキリは
幼虫期間が長くて

3年くらいかかるとされています。

ゴマダラのように
10カ月で羽化はあまり考えられません。

ゴマダラよりも
回転の遅いカミキリムシです。


また、

ミヤマカミキリは天敵がいます。

ハクビシンや鳥類です。

胴体だけが食われてしまった
ミヤマカミキリを見ることがあります。


ゴマダラカミキリは
天敵がいないと考えます。

胴体を食われたものを
あまり見たことがありません。

総合的に考えて

自然界の発生状況からは
ミヤマカミキリは少な目で一定数を保っている


大きく増加しているとは考えにくい。

それに対し
ゴマダラカミキリは


増加傾向にあると考えます。

簡単に見つかります。

現在のみかん園が

絶好の発生場所に
なっているとも考えます。


薬剤に当たるほど突然変異、
抵抗性を持つ個体が生まれそうです。

人が手を加えすぎると良くないのかも。


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